家づくりはじめの 一歩なら

【建築条件付きの土地】で後悔!それでも【家づくり】をあきらめなかった話

目次

土地との出会い

抜群の土地

家を建てるため、土地を探していた私達。
ある時、とても理想に近い土地を見つけました。

グッドポイント

①閑静な住宅街の角地

②最寄駅まで坂なし、徒歩7分

③使いやすい、正方形に近い土地形状

④相場より少し安い土地価格

⑤スーパーまで徒歩2分

⑥姉夫婦が隣駅に在住

「なぜこんなよい土地が残っているんだろう。」

そう思うほどの土地でした。

ぱちキス

理想の条件が揃っている!

スーパーまで徒歩2分

我が家は車を持っていないので、
買い出しのためのスーパーが近いかどうかは、死活問題。

なんとこの土地は、信号なしで徒歩2分の場所に、
品揃え十分なスーパーがあるのです。

さらに、徒歩5分には、
安さと品質で評判のよい、地元スーパーもある!

ニャッキ

こんな良い立地、そうそうありません

姉夫婦が隣駅に在住

妻の姉夫婦が、土地の隣駅に住んでおりました。

もしもの時にはお互い協力できるように
姉夫婦の家の近隣で土地を探していました。

近隣と言っても、本当の近所というより
隣駅くらいのイメージでしたので
姉夫婦の家まで自転車で15分くらいで行けつつ
最寄駅としてはお隣さんの、
この土地は、条件的にピッタリ!

建築条件付き土地

この土地、現地を確認しても、やはり良い。
これまで見てきた土地の中で、破格の条件です。

しかし!
この土地は、建築条件付きだったのです。

ニャッキ

「建築条件付き土地」ってなに?

建築条件付き土地とは

土地購入者に対し何らかの条件が指定されるもの。

【例】土地の購入者は、指定期間内に、指定の会社によって家を建てなければならない。

この土地の場合、
土地の契約後、3か月以内に、S社によって家を建てる】という条件でした。

S社とは、この土地を販売する、地元業者。
不動産業・建築業を営む、地元ハウスビルダーです。

理想の家づくりとは違ってしまうかも

私達の思い描いていた家づくりはこうでした。

土地を購入後、
いくつかのハウスメーカーや工務店、建築事務所を比較検討し、
相性の良い建築業者を選び、
たとえ時間がかかったとしても、理想の家を完成させる。

しかし、この土地の場合は、
建築業者は選べません。
しかもプランニングの期限は3ヶ月…。

その期間内でプランニングが完成出来るかどうか、
正直イメージできませんでした。

購入するか、悩みに悩む

この土地が、建築条件付きでなければ、
すんなり購入の決断ができたかもしれません。

地元ハウスビルダーS社との相性は未知数。
しかも、3ヶ月のプランニング期限つき。
すいすい進めば期限内にプランニング完了できるかもしれないけど
難航すれば全然時間が足りないようにも思う。

しかし、これ以上の土地とは、もう出会えないかもしれない…。

悩みに悩みながらも、結局購入を決断しました。
2016年の8月でした。

プランニングに3ヶ月の期限はあるものの、
何とかなるだろうという思いでした。

土地の契約後、プランニングがスタート

頭金を支払い、土地の契約を行いました。
プランニング期限は3ヶ月。

S社は、建売住宅を主に手掛けているようでした。

まず渡されたのは、『標準仕様書』。

キッチンはこの中から、バスルームはこの中からと、
標準仕様の中にいくつかのラインナップがあり、
その中から選択していくのが基本スタイルです。

とはいえ、自分達でこだわりのある部分は
カスタムできる、とのこと。

S社の担当者は、
「言っていただければ何でもできますよ」と言います。

しかし、これが苦難の始まりでした。

プランニングは難航

プランニングにあたり、
こちらから希望条件を出しました。

各室、各コーナー毎にかなり細かい要望を書いたものです。
それをもとに、最初のプランを書いてもらいました。
そのプランを元に、間取りの検討を進めていきます。

しかし、最初のプランがあまりしっくりこない。
どこを直してもらおうか、
私達夫婦と、S社の担当の方と3人で、打ち合わせを行います。

しかし、私達は家づくりは初めて。
営業の方は、経験豊富とはいえ、建築設計者ではありません。

打ち合わせは、ひっじょ~に難航しました。

私達は、あくまでイメージとしての希望や要望を伝えて、
それをかたちにするのは
設計者や建築士の方だと思っていました。

しかし、実際には、
私達のイメージをかたちにするための方法やアイデアは、
自分達で考える必要がありました。

S社は建売中心の会社。
こだわりのある注文住宅用のノウハウやアイデアは、
あまり持ち合わせていないのが実情でした。

ニャッキ

契約前から、そんな予感はしていましたが…

プランニング期限の3ヶ月

休日は毎週のように打ち合わせを行いました。

しかし結局、間取りプランがまとまらないまま、
期限の3ヶ月を迎えてしまいました…。

一応の間取りは完成しているものの、
外観図はまだ、照明計画やコンセント計画はまだ白紙。

とてもプランニング完了といえる状況ではありません。

そこで私達は、思い切った手段に出ました。

ニャッキ

プランニング期限の延長を求めました。

答えは…

案外すんなりOKでした。

ニャッキ

え、いいんですか?

ぱちキス

期限、延長できるんかーい


これは、どの会社でも延長してくれるわけではないと思います。
私達は、営業担当の方の良心的な思いを感じました。

建築条件付きとはいえ
納得のいく家を建ててほしいという、
思いがあるのではないかと感じます。

建築条件を付けている会社によっては、
期限は期限として、プランがまとまらなかったとしても
締め切ってしまう会社もあるかと思います。

S社は、良心的な企業なのだと思います。

その後も、打ち合わせの日々

プランニング期限を延長し、家づくりの仕切り直しです。
打ち合わせは、ほぼ毎週末ありました。

当時は、長女がまだ1歳。

ぱちキス

毎回、1歳児を連れて、打ち合わせをするのは大変でした

間取りが完成

私達自身も、間取りを何枚も書いて検討を進めましたが
なかなかコレという間取りにたどり着かないまま。
見かねた担当者の方が、
S社にもう一人いる設計者の方に、プランニングを依頼してくれました。

すると、最初のプランでほぼ思い通りの完璧な間取り!

ぱちキス

はじめからこの方に頼めていれば…

やはり、設計者との相性は大切。
感性の合う方にお願いしたいものです。

微調整を加えて、ようやく間取りが出来上がりました。

ショールームを回り、仕様を検討

間取りがまとまったので、
建具や床材、キッチンやバスルームの仕様等の検討に入りました。

ショールームを回って、実物を見て検討を重ねました。

それから、細かい仕様の決定。
コンセント位置、照明位置、照明スイッチ位置、作り付け棚の取付高さや奥行等です。

ようやく仕様がまとまったのは、2017年の12月。

プランニング開始から、約1年半が経過していました。

着工後、現場はできる限り見に行くことをおすすめします

ついに、着工を迎えました。

建築の現場は、出来る限り見にいくことをおすすめします。

うちでは、着工後、実際に現場を見て
窓の高さや照明の位置等、
変更を加えた箇所がいくつかあります。

また、お願いしていた材料と違うものが届いてしまっている、
なんてこともありました。

うちでは、床の断熱材が間違っている、という事件が発生しました。
これは、現場見学に来たときに、妻が発見しました。

ぱちキス

頼んでいた断熱材と違うものが使われている!

積まれていた断熱材に、製品名が書かれていたので気が付きました。

担当の方に聞けば、単純に発注間違いとのこと。

もっと工事が進んでいたら見えなくなっていたところです。
危ないところでした…。

ついにマイホーム完成!長い道のりでした…

長い道のりをかけ、
ついに念願のマイホームが完成しました。

プランニングでは大変に苦労しましたが、
かなり理想に近い家が作れたと思います。

「建築条件付きの土地」で家を建てるのは覚悟が必要

正直に言って、
「建築条件付きの土地」で家を建てることはおすすめしません。

家づくりにこだわりがある方なら尚更です。

我が家のように、
「この土地以外考えられない!」と感じてしまった方は
覚悟を持って購入に進んでください。

ふんばれば、きっと理想の家を建てられます!

家づくりは悩みが多い…誰に相談したらよいかもわからない…

家づくりって、とっても悩み事が多いのですが
誰に相談したらよいか、わかりませんでした。

ニャッキ

特に「間取り」には悩みました…。

設計士とセンスが合わないと、なっとくできる「間取り」は一生出てきません。

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しかも無料で、家づくりに役立つ「特典冊子」も貰えます。

サービスについてはこちらの記事にくわしく書きました。

ニャッキ

どうか満足できる家を建ててください!

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