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【男性育児休業】転職2年目の新人が育休1年取得を決心するまで

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ニャッキ

男性で育休を1年取得しました

育休1年取得を決心するまでと、育休に入るまでの出来事です。

目次

育休1年を決心するまで

妻が第三子を妊娠しました。
長女6歳、長男3歳のときです。
思い返せば、長男が赤ちゃんだった頃は、3人目なんて考えられませんでした。
しかし、長男が大きくなってきて、姉弟が仲良く遊んでいるのを見ていると、
「ここに3人目が産まれたらどんなに楽しいだろう。」
「どんな遊びをするんだろう」「すごく賑やかな家になるだろうな」
などと考えるようになってきました。
妻と相談し、無理はしないけど、3人目ができたらいいね、という話をしていました。
そして2021年5月、妊娠がわかりました。

育休、取れるのか? 考え始めた妊娠4ヶ月頃

妊娠4ヶ月頃の時期。
育児休業の取得について考えはじめました。

長女、長男の時も、「ぜひ育休は取りたい!」と思いつつも、結局踏み出せませんでした。
前職では、周りに男性育休を取ったことのある人はゼロで、
社内に男性育休への理解はありませんでした。
先輩社員に相談したこともありましたが「うちではやめといたほうがいいよ」と言われ、
男なのに育休を取りたい変わったヤツ、といった目で見られていました。

転職後の今の会社は、社員のワークライフバランスには力を入れている企業です。
それでも、身近に男性で長期育休を取った人はおらず、どうしたものかと思っていました。

この時点では、育休は取りたいと思いつつも、
期間については、2週間か…長く取れても1ヶ月かな…と考えていました。
「理想は1年!」「1年育休取ったら人生違うだろうなぁ。」と思いつつも、
会社への迷惑を考えたらそんなに長くは取れないだろうな…と考えていました。

自分は営業職。担当しているお客様がいるので、自分がいない時は誰が対応するのか。
部署のみんなは日々激務で大忙し。自分が抜ければみんなに迷惑をかけてしまう…。
ああ、とても育休なんて言い出せない…!

長期育休に踏み出す、ふとしたキッカケ

そんな日々のある日、同僚と雑談をしていると、
同じ部署の男性で、半年の育休に入る人がいると聞きました。

「なんだって?知らなかっただけで身近にいるんじゃないか!」そう思いました。

身近に先例があるとわかると、急に安心し、勇気が湧いてきました。

ニャッキ

それなら、自分も半年取ろう!
いや…、半年取るくらいなら、いっそ1年だ!

情けない話ですが、急に気持ちが大きくなっていました。

「1年?本当に1年取るのか?そんなこと可能なのか?」
すべては自分の決断次第なのに、1年も育休を取るということが夢物語のようでした。
思えば、サラリーマンになって早10数年、
きっと定年まで休むこともなく働き続けるのだろう、
働き続けなきゃならないんだろう…と半ば諦めていました。

しかし、育休制度はすべてのサラリーマンに権利としてあるのです。
これを利用するかしないかは、自分次第…。
いや、しかし…。踏み出せるのか…。

2021年時点で、男性が長期の育休に踏み出すための、
精神的ハードルは相当に高いと感じます。
育児休業の法改正が進むというニュースは入ってくるものの、
男性育休の認知度はまだまだ低いです。
社内でも、直近3年間の男性育休の最長期間は「2ヶ月」とのこと。

転職からまだ2年目、会社にようやく慣れてきたところなのに、
「ここで1年も育休を取ったら、社内での居場所を失うんではないだろうか」
「復帰後に辛い部署に異動になるんではないか」
「上司の心象を悪くするのではないだろうか」
悶々と考えてしまいます。

そこで考えていたのは、育休を取得しつつも、スポット的に仕事をするスタイル。
例えば、平日週4日は育児、週の1日だけは仕事を入れる、という育休の取り方。

これなら、職場にはなるべく迷惑をかけずに済む!名案かも!と思ったのです。
しかし、それを妻に話すと反対されました。

ぱちキス

それだと結局、家の事も仕事も、中途半端になってよくないと思うよ

グサッときました。
きっとそうなると思います。
家のことも仕事もどっちつかずになって、イライラしている自分が目に浮かびました。

そうなんです、自分は、職場に迷惑をかけなくない、というより、
職場にいい顔をしておきたい、少しでも心象を良くしておきたい、
というのが正直なところだったと思います。
しかし実際は、いる日といない日がある、というのは職場側としても困るはずです。

育休を取るなら、フルでがっつり取る、
その方が、家にも職場にもわかりやすくて良いはずです。

「よし、1年フルで育休取ろう!」
気持ちは固まってきました。

育休取得を上司に伝える 妊娠6ヶ月

育休取得のためには、まずは直属の上司に伝えようと思いました。

しかし!これがなかなか言い出しずらい。
上司はフランクな人なので、育休取得を伝えたからといって
怒ったり、引き止めたりするような人ではないとわかっているのですが、
それでも言い出せない。
テレワークで、直接顔を合わせない日が多いため、どうしたものか。

うーん、迷いに迷いましたが、電話する勇気が持てず、結局メールで伝えることにしました。

ぱちキス

メールかよ!

ニャッキ

メールでしたね……

・育休を1年取りたい旨
・事情として、夫婦ともに実家が遠方で支援を求めづらいこと
・おそらく最後の新生児育児になるため、悔いの残らないように取り組みたい旨
簡潔に書き、送信しました。

返信を見るのが怖かったので、その日はメールを送って、すぐにPCを閉じました。

ぱちキス

おいおい

ニャッキ

清水の舞台から飛び降りるような気分でした

上司からの返信はすぐに来ていて、
承知しましたという内容の、実にあっさりとしたものでした。

そのメールを見ると、ついに決断を伝えることができたことが実感でき、
本当にホッとしました。

この時、妊娠6ヶ月。
出産予定月まであと4ヶ月です。
その後の準備は、トントン拍子で話が進みました。

それから、育休に入るまで

育休開始までの間に、自分の得意先を同僚に引き継ぎました。
属人化している部分も多く、引き継ぎは苦労しましたが、
上司が早めに動いてくれたおかげで、引き継ぎに2ヶ月ほど時間を割け、
伝えるべきことは伝えられました。

育休開始直前は、なんだか浮足立っていました。
ほとんど引き継ぎが終わって、軽くなる責任。
1年は仕事をしなくて済むかと思うと、夢見心地でした。

最終日、職場への挨拶を済ませると、あっさりとその日々は始まりました。
ついに、育児休業に入ったのです。

思い返せばあの時、1年取得の決断が出来て、本当に良かったと思います。

仮に、『1年育休を取った人生』と『取らなかった人生』
どちらが後悔しないかと考えたら、
断然『育休取った方の人生』だと思ったんですよね。

2人目の子の時は、育休を取らず妻に任せっきりにしてしまっていたので、
あの時は大変だったと今でも言われます。
当時自分は手一杯で、育児に向ける心の余裕がありませんでした。
3人目の今回は、そんな失敗を繰り返さず、
夫婦のよい思い出を作りたいと思ったのです。

【おまけ】育休開始に合わせて、スマホとネット回線を変更


育休開始前に、スマホ契約とネット回線を整理しました。
スマホは楽天モバイルへ変更。
ネット回線は楽天ひかりに変更しました。

育休中は家にいることが多くなるため、
1GBまで無料の楽天モバイルに魅力を感じたのです。

楽天ひかりは、楽天モバイルとセットで申し込むと1年間無料のキャンペーンを行っていたので、
こちらも同時に変更。

これで、1年間はスマホ代とネット代がどちらも無料。
これまでのスマホ回線代  月々1,650円×12=19,800円
これまでのネット回線代  月々4,750円×12=57,000円

合計 76,800円が削減できました。

ニャッキ

結構大きいよね

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